2024/03/26
大腸に限局した疾患である。
直腸から口側に連続性、びまん性の炎症を認める。
下部消化管内視鏡検査で、
発赤、浮腫、顆粒状粘膜、びらん、易出血性、分泌物がみられる。
粘膜層から粘膜下層に病変はとどまっている。
病理所見として杯細胞の減少、炎症性細胞浸潤、陰窩膿瘍がみられる。
合併症として関節炎、壊疽性膿皮症、結節性紅斑、
原発性硬化性胆管炎がみられることがある。
西洋医学的治療では5-アミノサリチル酸製剤、
その次に副腎皮質ステロイドを用いる。
一方、抗コリン薬は禁忌となる。