2024/03/22
気道内の慢性炎症疾患で可逆性の気道狭窄と
気道の過敏性亢進、気流制限を示す。
症状の季節変動、日内変動を示す。
アトピー型喘息が多くIgE増加を示す。
1型アレルギーの類いで発症する。
好酸球増加が認められる。
呼気性喘鳴をきたす。(下気道狭窄でなりやすい)
発作時に気管内腔狭窄のため閉塞性換気障害を示す。
低酸素血症、高二酸化炭素血症になる。
高音性連続性ラ音であるwheezesを聴取する。
治療では抗コリン薬が使われる。
気管支拡張作用があるためである。
他にもキサンチン誘導体、ムスカリン受容体拮抗薬、
β2刺激薬(1秒率の減少に役立つ)なども同様の作用がある。
喘息発作の治療ではまず気管支拡張薬であるβ2刺激薬の吸入、アドレナリンの
皮下注射、アミノフィリン点滴静注などが使用される。
次に副腎皮質ステロイド点滴静注が使用される。
アレルギー性気管支喘息のアレルゲンとしてはダニ(ハウスダスト)
、動物由来のアレルゲンがある。
しかし禁忌としてβ遮断薬がある。
気管支けいれんに用いられるチオペンタールも禁忌である。
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症でおこる場合がある。