2024/03/28
溶血性貧血について
正球性貧血である。
脾腫や黄疸を伴う。
溶血性尿毒症症候群でもみられる。
腸管出血性大腸菌のベロ毒素でも引き起こされる。
LD、間接ビリルビン、尿中ウロビリン、
糞中ステルコビリン網赤血球が増加する。
間接ビリルビンの上昇はマイコプラズマや伝染性単核球症でも
みられる。
何らかの原因で赤血球が破壊されることでヘモグロビンが
放出され、遊離したヘモグロビンとハプトグロブリンが結合するため
ハプトグロブリンは低下する。
そしてハプトグロブリンと結合できなかったヘモグロビンは
ヘモグロビン尿となる。
ビタミンE欠乏症でみられることがある。
自己免疫性溶血性貧血について
Goodpasture症候群や免疫性血小板減少性紫斑病、Rh不適合妊娠、
慢性甲状腺炎、バセドウ病などを含む2型アレルギーに分類される。
自己抗体に補体が結合して溶血が生じる。
直接Coombs試験陽性である。
赤血球を凝集させる寒冷凝集素が上昇する。
治療ではプレドニゾロン(副腎皮質ステロイド)が使われる。